2011年 IOM全日本選手権大会参戦記

                                             
岡田芳明J-732

 今年の大会は何時に無く盛況で、関東、静岡など遠方にも拘らず大勢の方が参加され、楽しい2日間を過させていただきました。

雨後にもかかわらず風が弱くじっと我慢のレースが続きましたが、最後にようやく吹き上がりもう数レースしたいものだ と思ったのは私だけではないと思います。



 今回使用した艇は、昨年デビューの予定でしたが、前の艇に花を持たせるため我慢しましたのでその間に完成度が高くなったようです。

細身の艇にチャインをつけるという構想は私だけでなく、海外/国内にも例があり、最近のトレンドのようになっています。

水面上のチャインは、効果がうすいように思われるかもしれませんが、ハル上部水流の剥離、傾斜時の横流れ減少、更に細いハルで問題となる前後のピッチングの抑制、姿勢を水平に保持する等々結構効果的に働きます。

「Shuttle」の断面図を小生HPに掲載しましたのでご参考にしてくだされば幸いです。



 IOMというクラスは、船型などの要素が決定的ではなく、スピードにしめる割合は小さいと思います。

細身のキールを使ったり、内外の優秀なセールや全て木造の艇など、いろいろ思い思いの工夫を盛り込んだボートが集まり見所の多い大会でした。

練習字に所有する艇の特性に合った走りを見つけ、スピードを引き出すことが大切です。

「打倒岡田」で結構ですので、各フリートが更に盛り上がることを期待します。(ポートで激突は困りますが・・~~)

今回入賞された方は全員前回のRM全日に出ており、洲原の微風を経験しています。

レースに対する熱意や直向き(ひたむき)さといったものが報われたのかと思います。



今年はRCヨットを始めて10年目で、一応の成果はあったと思います。

始めたころは、例会でも慰められることが多かったですが、こつこつ作っているうちになんとかなるものです。

自作の方で今回よくなくてもあきらめないでください。


 最後になりましたが、大会を準備・運営していただきました本部、関西・中部支部の皆様、ギャラリーの皆さま、誠にありがとうございました。

レースに出ず、大会運営に奔走された石川会長のご尽力にこの場をお借りして御礼申し上げます。

ありがとうございました。